和の心にて候

先月29日。
熱海のMOA美術館能楽堂における「和の心にて候」が行われました。
恐れ多くも私は、雷の音にて天地の狭間を清める雷神の役をさせていただきました。
演出の太田新之助さんより、龍のハンテンを頂き、はやる心と抑える心が入り混じりましたが、無事お役目務めさせていただきました。
そして恒例の即興演奏。
ディジュリドゥのKNOBさん。
鼓の望月太喜之丞さん。
口琴・ホーメイの岡山守治さん。
熱海芸妓の松千代さん。
5人で動きながら摩訶不思議な演奏。
時間が時間でないような、音が音でないような。
言葉に言い表せないとしか表現できないような空間。
演奏に参加している私は、まったく覚えていません!
だれか見ている人に感想を聞きたかった!

でも、終了後、

「叩くとて 空打つ響く 巌(いわ)のごと
 汝(なれ)の姿は太き柱と」

といただきました。
これからも常に自分との戦いなんだなぁとつくづく思います。

atami_01.jpg

明け方、熱海に到着したとき撮った写真。
日の出にむかってシャッターをきったら、偶然一羽の鳥がよこぎりました。
100分の1のシャッタースピードで、偶然にもど真ん中にきたこの瞬間こそが、
普段のがしているすべてのチャンスや分かれ道なのだろうかと。。。。
でも、撮るべきして撮ったような一枚だとも思えます。

コメントを投稿


[上の数字を入力してください]